1/19NHKスペシャル 知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~(再放送)を見て思う。。。
なかなか深刻な放送内容でした。。。
見られなかった方の為に内容を書きます。。。
備忘録としても。。。
まずは福島第一原発周辺の海で深刻化する魚の汚染。
この付近で捕獲されたヒラメからは暫定基準値(500Bq/kg)の10倍
近い4500Bq/kgものセシウムが検出されています。
福島第一原発直下の海底土を調べてみると4520Bq/kgもの
セシウムが検出されました。
また、この周辺では海底に生息する魚のほとんどから暫定基準値
を大幅に超えるセシウムが検出されています。
魚が餌としているゴカイは泥を食べて
海底の放射性物質を取り込みます。
海底土の汚染がほぼそのまま
魚に移行しているということになります。
汚染はこの後、どれくらい続くのでしょうか?
チェルノブイリの場合は汚染が減少するのに2~3年かかったとの
ことですが今回は放出された放射性物質の量が多い為、
チェルノブイリよりは長くかかるかもしれないが、
2年半は調査を継続しなければならいないということでした。
この後、福島第一原発から南に銚子沖まで
点々と調査をしていきますが、
海底が固い岩盤のところではあまり高いセシウムの数値が
観測されなかったのですが、
セシウムが付着しやすい泥の多いところでは局所的に
やや高い数値が出ている場所がありました。
次に内陸の湖沼で長期化する汚染の謎。。。
福島第一原発から200キロ離れた群馬県赤城大沼のワカサギから
暫定基準(500Bq/kg)を上回るセシウムが検出され続けています。
この湖底の土を調査すると950Bq/kgという数値が出ていました。
周りの山々から湖に流れ込んで湖底の土にたまったセシウムは
プランクトンから魚へと食物連鎖で移ります、
魚が死んで微生物に分解されるとセシウムは再び
湖底の土に戻ります。
こうしてセシウムは湖の中を循環し続けるということになります。
湖の汚染はどれくらい続くのでしょうか?
チェルノブイリの周辺の湖沼を監視している
ウクライナの国立機関の1986年からのデータが引用されていました。
当初の5年間はセシウムの数値は下がっていきましたが、
その後はほとんど変わらないそうです、
上記のデータと同じように推移するとすれば、
5年間でワカサギのセシウムも暫定基準値範囲内に
入ってくるかとは思われますが。。。
調査を根気強く続けるしかないという見解が示されていました。。。
調査が手つかずの湖沼が
まだ各地に残されているということです。。。
そして東京湾でのホットスポットの出現。。。。。。
東京湾の汚染の実態はどうなっているのか?
番組ではいつも自分が釣りに行くTDL沖の海底土を
測定しているシーンがありました。。。。
東京湾の26カ所の海底土を測定した結果
それほど高いセシウムの数値
は出なかったそうなのですが、江戸川、荒川の河口周辺
だけは高い濃度のセシウムが検出されました。
最大872Bq/kgと福島第一原発20キロ圏と変わらないレベルです。
また、河川の下流の淡水と海水がまじるところでは
「凝集」という現象が発生して、泥がかたまりやすいのだそうです。
関東平野から雨などに流されて、川に入りこみ、
上流の淡水と一緒に流されてきたセシウムを含む泥は凝集により、
河口周辺に沈殿し堆積していきます。
旧江戸川の場合は河口から
8キロの地点のセシウムの濃度が最も高く、
なんと1623Bq/kgの数値が観測されたということです。
シュミレーションによると東京湾に流れ込む
セシウムの汚染が最大になるのは2年2ヶ月後だそうです。
東京湾は外海への拡散がしにくいので
この汚染は10年以上続くとのことです。
番組の最後に浦安沖でハゼを捕獲して
その数値を測定していました。
高いセシウムの数値は出なかったとのことですが、
底土の汚染が高い地点ではいずれ同様に
汚染されてくる可能性は高いことが想定されますね。。。
自分のホームグラウンドの魚釣りがピンチに瀕している。。。
でも釣りを止めたくはありません。
この問題はこれからもいろいろな情報を集めて
考えて行きたいと思います。
ちょっと長くなってしまいました。m(_ _)m
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情報有難うございます。
深刻ですね。
旧江戸川の河口から8キロっていえば、ちょうど我が家の近所あたりかな。
あまりにも残念でなりません。
投稿: Bockey | 2012年1月20日 (金) 11時41分
東京湾はやはり今後より汚染されていくという結論になるのだろうなとこの番組を見て考えていました。事故当時、関東では千葉、茨城の一部と奥多摩方面に相当量の放射性物質が降りましたから、江戸川、荒川のみならずいずれ多摩川もということなんでしょうねぇ。
投稿: まったか。 | 2012年1月20日 (金) 12時36分
非常に見やすく、また、分かりやすく内容を要約して頂きまして感謝いたします
まさに、まとめて頂いた通りの内容であったと記憶しています
正直、今までも、東京湾奥で釣った魚には、「食べるのはどうだろう?」という思いはございました
もともと東京湾は、重金属やダイオキシンなどの汚染があったわけで、釣れた魚を食べるのは懐疑的ではありました
ですが、そこは割り切って、年中主食として食べるわけではない
月に数回程度、釣った分だけ食べる分には…と思っていました
ただ今回は従来とはまったく違う次元での汚染
なにか、こう、とどめを刺されたかのような気持ちでおります
ただただ、残念の一言です
釣りはやめたくはありませんが、仕方ありません
泣きそうです
投稿: 江戸の民 | 2012年1月20日 (金) 13時22分
この番組、再放送も見逃してしまって、噂ばかり聞いていたので、すっごく気になっていました。情報ありがとうございます。
「でも釣りを止めたくはありません。」←まったくもって、同感です。
釣った魚を、おいしいと言って食べてる子供の顔が見れなくなるのは、考えたくありません。
そのうち、釣具屋に、魚用の線量計が売られるようになるのかもしれませんね。。。
投稿: ヤチヨミドリガオカ | 2012年1月20日 (金) 17時38分
釣りは止めたくありませんね。
昨年、結構な数のハゼドンいただきました。ウナギもテナガも・・・。しかし、あり得る話だと思います。
一応、昨年は淡水の河口ものは少し控えたつもりです。また、子供には食べさせないようにしました。
釣った魚を食べる分、ほかの食材に気を使うとかしてバランスをとるようにしています。
釣りをやめると別のところが壊れそうなので・・・(キチですね)
投稿: にょろり | 2012年1月20日 (金) 20時29分
Bockeyさん、本当に残念なことになってしまいましたね。
例のテナガエビポイントを含め江戸川に今年は
行くのを考えてしまいますね。。。
どこにお願いしていいのかは分かりませんが
とにかくいろいろなところをきちんと測定して、
危険なレベルなのかそうでないのか、
事実を明らかにしていってもらいたいですよね。
投稿: BB | 2012年1月20日 (金) 22時33分
今まであんなに綺麗な日本の風景が見えない放射性物質により後世に遺していけるのかと思うと溜息しか出ませんね。
セシウムってカリウムに性質が近似している物質なので代謝に応じて排出されるますので健康且つバランスの良い食事を摂るで有る程度は内部被爆を避けられるようです。(実証された話も聞いてませんし、論文も読んでませんが・・・)
こんな事になるなんて悲しいですね。普通に釣りがしたいです
投稿: めら | 2012年1月20日 (金) 22時40分
まったかさんのご指摘の通り、江戸川、荒川同様に多摩川でも同じ現象が起こっている可能性は高いかもしれませんね。。。(番組の中では多摩川についてふれていませんでした、推測で判断するのは不適切かもしれません)、もちろん他の河川にも同じことは言えると思います。このようなリスクがあることを考えて行動していくことが重要かなあと考えています。
投稿: BB | 2012年1月21日 (土) 00時31分
江戸の民さんから、頂いた情報で見逃さずにすみました、
ありがとうございます。番組の最後の方で去年の8月ごろ、
浦安沖で釣ったハゼからはあまり高いセシウムは検出されなかったと述べられています。
どうやって現在の状況を調べればいいのか?
どこか調べてくれる機関があるのか?
検討もつきませんが、
そのような正確な情報入手経路を探す努力を
する必要があるかもしれません、
それまではキャッチ&リリースという方法をとるのもひとつの方法かもしれません、
継続的な監視観測が必要なことは番組の中でも
研究者の方々が述べていました。
投稿: BB | 2012年1月21日 (土) 00時57分
ヤチヨミドリガオカさん、はじめまして、
少しお役にたてて光栄です。。。
おっしゃる通り、釣具屋に、魚用の線量計が
売られるような時が来るかもしれませんね~
私の地元の自治体では空間放射線量を計測する
放射線量簡易測定器を貸し出ししているようです。
もし借りることができれば、どのくらい測定できるか
わかりませんがホームフィールドの底土の放射線量
を測定してみたいと思っています。
<2012.1.23追記↓>
すいません、自治体で借りる放射線量簡易測定器
は自宅の敷地内しか測定できないことが
わかりました。
広範囲の測定は公的機関での実施を待つしか
なさそうです。。。
投稿: BB | 2012年1月21日 (土) 01時45分
にょろりさん、釣りを止めると心が壊れてしまいますよね。。。
キチです。。。
昨年、初めて偶然、お会いした掘江ドックでも、
放射能汚染のお話しをしたような記憶がありますね。
食べるもの全体でバランスをとってリスクをコントロール
していくのは重要だと私も思っています。
投稿: BB | 2012年1月21日 (土) 02時07分
めらさんの言うとおり放射能は目に見えませんし、
においも無いやっかいな存在で、本当に困ったものです。
セシウムはそのような特性があるのですね、
情報ありがとうございます、
自分でもちょっと調べてみることにします。
確かに今後は普通に釣りをするのは難しく
なってくるかもしれませんが、いろいろな方の知恵や情報を
結集してリスクをコントロールしていきたいものですね。
投稿: BB | 2012年1月21日 (土) 02時26分
はじめまして。情報ありがとうございます。とても興味深く読ませていただきました。私のホーム相模湾は東京湾とはお隣同士。相模川や酒匂川が大丈夫なのか心配になりました。でも私の場合、釣と肴と酒は一心同体なので絶対にやめませんけどね(笑)。
投稿: ninomiya | 2012年1月21日 (土) 11時28分
ninomiyaさん、はじめまして
相模川や酒匂川の実態はどうなのか?本当に心配ですよね、
酒匂川はアユ釣りで有名な川ですよね、
自分も一度行ってみたいなあなどどと思ったりしていました。。。
相模湾は太平洋に広く面しているので東京湾よりは拡散はしやすいかもしれませんが正確な測定情報が欲しいところですよね。
投稿: BB | 2012年1月21日 (土) 14時15分
BBさん、こんちは。
そうなんだろうなと思いつつ、現実から目を背けてきたような気がします。
そもそも暫定基準値自体デタラメな基準ですから、欧州の基準値と比較すれば数百倍、数千倍の数値だと思いますよ(参照:http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html)。
ハゼなんかは1年魚ですからマシでしょうけど、カサゴやソイなんかは完全にアウトでしょうね。
ささやかな楽しみを奪われるこの怒りをどこへぶつければ良いのでしょうか。
BBさん、この鬱積を晴らすために釣りにいきましょうず。
投稿: HANZO | 2012年1月21日 (土) 16時03分
HANZOさん、暫定基準値がデタラメではもう何も信じられなくなりますよね~、自己防衛しかないのかもしれませんね。。。
最後の一文に勇気付けられました(*^-^)
釣り行きましょう!
投稿: BB | 2012年1月21日 (土) 17時18分
ご無沙汰してます。
今回の記事まとめてくださってありがとうございます。
昨年の夏から本格的に釣りをはじめた者としてはこの辺りの事も頭をよぎりつつ釣りをしてきました。
釣り以外に関しても、どのデータが真実なのか個人レベルで見極める(判断する)目を養わないといけない時期にが来たのだと考えています。
こういう状況ですが色々考えながらでも釣りは続けて行こうと改めて思った次第です。
投稿: もず | 2012年1月21日 (土) 18時09分
もずさん、まいどです。
江戸川放水路の状況とかはお互いとても気になりますよね~
何とか自分で調べる方法はないものかと思っています。。。
もちろん今年もハゼ釣りはしたいと思っているんですけどもね。。。
投稿: BB | 2012年1月21日 (土) 21時50分
はじめまして
私もそのTV見ました
人間の因果応報とでもいいましょうか・・
残念でなりません
番組は旧江戸川に着目していましたが
湾奥 特に千葉方面の江戸川より流量のない川はもっと深刻で全然セシウムの数値が高い事実があります
(河川底泥5000ベクレル越えの河川も多数存在 ※環境省HPに河川別の詳しい数値有)
NHKで放送されたより、汚染の広がり、汚染度合いも深刻になっていくのは確実です。
私も釣りが好きでこれからも もちろん釣りをしていきますが、リリ-スも増やしていこうと考えています。
ク‐ラ‐いっぱいの大漁が好きな私ですが、健康を考えると仕方がないですね・・・
投稿: かおなし | 2012年1月25日 (水) 01時16分
この番組まだ見ておりません。なのでとても参考になりました。ありがとうございます。
自分、放射能に怯えまくっておりますので色々考えました。
でも結局「自分は本当に釣りを止められるのかな?」と考えた時、体に良くない答えが出てしまっているような気がします…。
元々生物濃縮の影響が少ない位置に居るハゼでどの程度の汚染レベルなのか、気になりますねぇ。
投稿: 豚 | 2012年1月25日 (水) 02時02分
かおなしさん、はじめまして。
環境省のHPの情報ありがとうございます。
「千葉県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果について」という資料でしょうか。。。海老川の八千代橋付近の泥のC-s137が3500Bq/kgとは。。。その反面、新行徳橋付近の江戸川の礫砂のC-s137が47Bq/kgだったり。。。
あと、空間線量が除染対象以上数値の所があったりして驚きました。。。
ク‐ラ‐いっぱいの大漁、アア~釣ってみたい!
でも釣った魚が安心して食べられないかもしれないなんて本当に困ったもんですね
投稿: BB | 2012年1月25日 (水) 22時45分
豚さん、こんばんは、本当に今後どうなっていくか心配ですよね。。。ハゼは基本1年の魚なので影響は限定されているかもしれませんが年越しのヒネハゼはリリースですかね。。。悲しすぎます(;ω;)。
ハゼの現在の測定値が全くわからない(まあまだいませんから)
のですが、NHKの番組では海底土の汚染がそのまま魚に移行ということを言っていました。
環境省さんとかでまた調査をしてくれることを期待したいですが何とか自分でも調べることは出来ないのかと思っています。。。
投稿: BB | 2012年1月26日 (木) 00時05分
がしかし、明日は9時に集合することにしたよ。
って今日やん!
8㌔地点ねぇ。。。テリトリ~
前にも話したけれど、私は解毒することに
力を注ぐことにしているよ。
だって売ってるやつだってわからないもん。
ひまらやんはオススメ食材だよ!
お部屋で作っているキノコだから~
投稿: れおん | 2012年1月26日 (木) 02時01分
おや、今朝は遅刻せずのすんだのかいな?
たしかにひまらやんはよさそうですね~
みんなで作ろうひまやらん!
投稿: BB | 2012年1月26日 (木) 22時26分